【ネタバレあり】映画『ミックス。』あらすじ感想:新垣結衣と瑛太のダブル主演

映画「ミックス」

うまくいかない日常。

こんな自分、変えたいと思っていてもなかなか一歩を踏みだす勇気が持てない

そんなひとにオススメするのが今回ご紹介する映画「ミックス。」

映画『ミックス。』

【公開】2017年10月21日

【監督】石川淳一

【脚本】古沢良太

【出演者】新垣結衣/瑛太/広末涼子/佐野勇斗/遠藤憲一/田中美佐子/瀬戸康史/永野芽郁/鈴木福/谷花音/吉田鋼太郎/中村アン

映画『ミックス。』のネタバレ・あらすじ

主人公の富田多満子は幼少期、母親の夢を背負わされ卓球漬けの生活を送っていました。

天才少女と言われるも、多満子自身は卓球への情熱はそこまでなく、母親が恐ろしいからというのが続けていた理由でしたが、それも母親が亡くなるまで。

母親が亡くなってからは普通の女の子として青春を謳歌し、普通の企業に勤めていました。二十八歳となった今、結婚相手がいないことが気がかりでした。

そんな中、会社の卓球部のスター、江島と出会い付き合うことに。付き合いも順調に行っていたと思っていたところ、会社の卓球部に卓球界の若きアイドル・愛莉が入社してきます。江島と愛莉の距離が縮まる一方で、多満子との距離は広がるばかり。

ある日江島の部屋で誕生日祝いのサプライズを準備していた多満子が見たのは、愛莉をソファーに押し倒す江島の姿。

そのショックに多満子は会社を退職し地元に帰ることに。昔の練習仲間で姉貴分だった弥生に誘われて卓球クラブに復帰するも以前の活気はなくほぼ初心者たちの集まりでした。プチトマト農園を切り盛りする落合夫妻、不登校気味の高校生・優馬。そしてそこには多満子が酔って電車に乗っていたときに吐いてしまった相手・萩原もいました。

華々しく活躍している江島や愛莉の姿をテレビで見て悔しくなった多満子は江島たちを負かすため、クラブのみんなで全日本卓球選手権大会に出ることに。ミックス(男女混合ダブルス)で組んだのは萩原。大会で江島と顔を合わせるも、江島の方は気まずい様子すらなく話しかけてきます。

三回戦で当たるね、と言われるも、突貫で組んだダブルス、しかも萩原の方はほぼ初心者の状態で大会に出ても勝てるわけがありませんでした。

多満子も転んだ拍子に足を捻ってしまい、結局一回戦負け。

 

自分のことなど何も話さなかった萩原へせめてもう少し自分のことを話せ、という多満子。萩原が元プロボクサーで、網膜剥離のため引退せざるをえなくなりそこから仕事を転々とするもうまくいかず、とうとうある日浮気と誤解して妻の上司を殴り、それがきっかけで妻と離婚したこと。

会えなくなった娘が卓球を始めたと聞いて、自分も始めたのだ、と多満子へ自分のことを聞かれ話した萩原に、元妻のことをまだ引きずっているのかと多満子は言いますが、自分はどうなんだと反論してきた萩原についてきてもらいながら、ふんぎりをつけるため江島に会いに行くことにします。

けれど一生懸命練習する江島の姿を見て、男とよりを戻すために大会出るなんて卓球を舐めたこと言ってる自分が恥ずかしいと、結局会わずにいたところ多満子たちがいる店に江島たちも入店してきます。

多満子たちがいることにも気付かず、多満子と付き合っていたときの話を悪し様に言う江島。たまらず多満子は去ろうとしますが、場所が悪く江島に気づかれてしまいます。気まずい雰囲気が流れる中で、萩原は「一生懸命生きてるやつ馬鹿にすんな」と江島に言います。

仕事無くして家族に捨てられた男と男に捨てられて田舎に逃げ帰った女。惨めなミックスペアだなぁ、と萩原は笑います。最悪のペアだと落ち込む多満子に続けたくても続けられないやつはいるんだから、お前はまだ続けられる、来年あいつら潰すぞ、と決意も新たにふたりはペアとしての絆を強めるのでした。

 

別のクラブに出向き小学生たちに罵られながらも揉んでもらうふたり。やっぱり日常的に強い相手と戦わなければ成長は見込めない、けれどこんな田舎にはそうそうそんな相手はいないと嘆く多満子たち。ところがそんな相手はとても身近にいました。

いつも行っている中華料理店の料理人・張と店員・楊は中国のナショナルチームの強化選手にかつていたことがあると言うのです。強力な味方を得た多満子たちはさらに練習に熱が入ります。その一方、雑誌には江島たちのペアの調子が悪いようだという記事が載っていました。

 

そんなある日、萩原の元妻・聖子と娘・しおりが卓球クラブに顔を出します。萩原に仕事を紹介してくれると言ってくれる人がいる、萩原の今の様子はどうなのかと尋ねる聖子に多満子は今はお酒も一滴も飲まないし、仕事も卓球も真面目にしている、ふたりの写真もずっと持っているのだと話します。

けれどその仕事の面接の日は、ちょうど大会の日付と重なっていました。そして多満子のもとにも江島が訪ねてきます。愛莉とは終わった、多満子と寄りを戻したい、卓球の選手としても恋人としてもペアを組みたいと思っている、と。天才少女と言われていたかつての多満子のことも知っていたのだと。

 

とうとう大会も近づいてきたある日、みんなで中華料理店にいるときに江島が再度現れます。萩原は江島に怒りを見せますが、江島を帰らせた後、多満子は江島とやり直したいと言います。萩原だって面接はどうするのかと問いただします。元妻と娘と楽しそうにしていたじゃないか、と言って。

それぞれが素の生活、望んだ生活に戻る中みんなどこか違和感や寂しさを感じているようでした。そして迎えた二度目の全日本卓球選手権大会神奈川予選会の日。

クラブにはひとり佇む優馬の姿がありました。「行ってきます」という優馬からのメールに弥生も、落合夫妻も試合に出ることを決めました。弥生は昔のように髪を明るく染めて、落合夫婦はいなくなってしまった息子の写真を飾って。

そして迷っていた多満子の元には萩原が訪れキスをします。「迎えにきたんだよ、マイパートナー」と笑って。ゴミに出したはずの卓球道具は父親が回収してくれていました。多満子たちの対戦相手は奇しくも去年敗戦した相手。順調に勝ち進み、とうとう決勝で多満子たちは江島たちと対戦します。

1ゲーム、第2ゲームは江島たちの勝利。

3ゲーム、第4ゲームは多満子たちの勝利。

拮抗した第5ゲームはラストラインぎりぎりに落ちてしまったボールにより多満子たちの負けとなってしまいましたが、ふたりとも満足そうに笑っていました。

 

それから。

落合夫婦は縮小しようとしていた畑を大きくしようかと言い、弥生は猫を被るのをやめ、素の姿で婦人会の奥様たちと相対します。

フラワー卓球クラブは以前の盛り上がりを見せていました。

映画『ミックス。』の感想

シン

ジンときて、笑って、勇気をもらえるお話でした。

多満子は恋人を寝取られ、弥生は医者の妻となったために素の自分を隠して清楚な妻を演じて、優馬はクラスに馴染めず不登校、後継者もいない農園の将来を案じる落合夫妻、落ちぶれたプロボクサーの萩原

 

日々のどこかに不安や不満を抱えた人たちが、卓球を通して、自分たちに向き合って、新たな一歩を踏みだす。

多満子がかつて母親に言われていた前に出ろ!という言葉を江島たちとの対戦で思い出し一歩を踏みだす描写には胸にくるものがありました。変わるのって勇気もいるし大きなことのように見えるけれどもきっかけなんてほんの些細なことなのかもしれないなぁと思わされました。

そして、単純にスポーツってやっぱりいいなぁ、とも。汗をかくこと、何かに一生懸命になることってそれだけでもう素晴らしいな、と。

自分も何か体を動かしてみたくなりました。

それでは!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA