ディズニー映画で日本を舞台にした映画はご存知ですか?
そうです、あの白いふわふわロボットがでる「ベイマックス」です!
予告 CM だけ観るとロボットとの心温まるストーリー?と思われがちなんですが、実はアクションも凄いヒーロー映画なんです!
映画『ベイマックス』あらすじ&ネタバレ
映画の舞台となるのはサンフランソウキョウという架空の都市です。
主人公のヒロ・ハマダは天才科学少年でありながら、高校卒業後はロボットファイトという違法賭博で金儲けに明け暮れていました。そんなヒロの保護者であり兄であるタダシはヒロを変えたいと思い、タダシが在籍している大学の科学研究室に彼を連れていきます。
そこでタダシの研究仲間であるゴー・ゴー、ワサビ、ハニー・レモン、フレッドに出会います。彼らはヒロの想像をはるかに超える研究に没頭していました。
そして、兄タダシの研究は医療ロボット「ベイマックス」を作り、人のために役立てることでした。
帰り際に、ロボット工学の理念を確立したキャラハン教授に会い、ヒロが作ったロボットを見せるが教授は「この程度なら」と軽くあしらいます。
この教授との対話で、ヒロは大学で勉強したいと強く思うようになるのです。
キャラハン教授に入学試験として、科学発表会での研究発表の結果で入学の合否が決まることになります。
研究発表当日、ヒロは「マイクロボット」というとても小さなロボットを発表します。それは、頭で考えたことを小さなロボットの集合体によって表現できるというものでした。
この研究発表で技術会社「クレイテック」の社長に研究を売らないか聞かれるがヒロはこれを断ります。そして、ヒロは見事大学入学の切符を手にします。
喜びに包まれる中タダシと会場の外で話していると、発表会場で火事が起きます。教授が中にいることを知ったタダシはキャラバン教授を助けるため中に入っていきます。
しかし、その直後に爆発が起こり、タダシと教授は帰らぬ人となってしまいます。
たった一人の肉親を失ったヒロが悲しみに暮れている時、ベイマックスがタダシの部屋から起動します。ヒロとベイマックスは残った1つの「マイクロボット」の異変に気付きロボットが示す道をたどると、ある倉庫に辿りつきます。
そこでは火事で燃えて無くなったはずの「マイクロボット」が謎の仮面の人物によって大量生産されていたのです。
ヒロとベイマックスは仮面の人物を捕まえるために立ち上がります!
主要キャラクター&声優
ヒロ・ハマダ…この物語の主人公。天才過ぎてちょっと人生舐めてる負けず嫌いの14歳の少年。
タダシ・ハマダ…ヒロの兄でベイマックスを作った本人。ヒロに大学への入学をすすめる。
ベイマックス…タダシの作った医療用ロボット。
ゴー・ゴー…タダシの友人1。空気抵抗のない車輪を研究している。
ワサビ…タダシの友人2。レーザーの研究をしている。
ハニー・レモン…タダシの友人3。液体を使って物質を変化させる研究をしている。
フレッド…タダシの友人4。ヒーローに憧れ、火を噴くスーツを作ろうとしている。
ロバート・キャラハン教授…科学研究部の顧問、大学の教授。
アリステリア・クレイ…技術会社の社長。
キャス・ハマダ…タダシとヒロの叔母であり、二人の保護者。
映画『ベイマックス』感想
とにかくベイマックスがかわいくて、おもしろい
特に、セロハンテープの場面はお腹が痛くなるほど笑いました。観た人全員笑ってるんじゃないでしょうか。
謎の仮面の男と対峙した後、ヒロとベイマックスは逃げるのですが、警察に一応被害届を出しに行きます。
ヒロが必死に説明している中、ピーーーーっとなんともまぬけな音が響きます。音の根源はベイマックスに空いた複数の穴から出ています。その穴を塞ぐためにベイマックスは自分の身体を膨らませ、穴のあいた部分がどこか確認しながら一つずつセロハンテープで張って行くのです。もうベイマックスのマイペースさに緊迫感はどこへ?という状態に!
アクションでは、ベイマックスが飛びます
ベイマックスは医療用ロボットなので、とてとて、というような効果音が付くんじゃないかと思うくらい歩き方が遅いです。走るなんてできません。
ですが、ヒロのプログラミング能力と装備の開発により、動きも俊敏になります。武器の開発によりヒロを乗せて、街を飛び回ることもできるようになります。
二人ではじめて飛ぶ様子はとても爽快で気持ちがいいです。また、タダシの研究仲間であるフレッドたちも仲間に加わり、一緒に謎の仮面を倒すため一緒に戦います。
心にぐっとくる場面もたくさんあります
たくさんありますが私が印象に残っているのは、ベイマックスが「タダシはここにいる」とヒロに言い続ける場面です。
ベイマックスの言うことを無視し、復讐に駆られるヒロにベイマックスはタダシの生前の記録映像を見せます。タダシの映像を見たヒロは兄が本当にやりたかった「たくさんの人を助ける」という思いに気付き、彼は復讐ではない正しい方法で戦います。
ヒロのタダシを想う気持ちが痛いほど伝わってくるのと同時にベイマックスもロボットでありながらヒロを助けるために行動している所に、ぐっと心をつかまれます。
小ネタ
アメリカと日本では宣伝の仕方が違った
日本ではロボットとの心温まるストーリーを全面にだし、アメリカではアクションとカッコ良さを全面にだして宣伝していました。
もしアメリカ版 CM が日本でも流れていたら、もっと小学生の男の子の層などにウケていたかもしれません。どちらもテーマとして同じくらい重要な映画だけれど、国柄でこんなにも宣伝の仕方に差があるんです。
ヨーロッパとか他の国の映画の CM も違うのか気になりますね。
日本版
海外版
架空都市サンフランソウキョウの名前の由来
舞台となっている架空都市サンフランソウキョウは、名前で察しがつく通りアメリカのサンフランシスコと日本の東京が融合してこの名前になっています。
街中のいたる所に日本語の看板や日本の文化があってそれを観るのも楽しめます。私は映画を観ながら、ここに住みたいと真面目に思ってました。
エンディング曲の魅力
エンディングの主題歌がとてもいいです。
AI さんの STORY の英語バージョンなのですがヒロとベイマックスの関係性にぴったりで、主題歌でも泣けました。
まとめ
家族で楽しめる笑いあり、涙ありの心温まる物語です。もちろん1人で観ても楽しめます。
ベイマックスに癒されたい人、アクションが好きな人、様々な人の好みに対応してくれる映画です。
原作はマーベルの「 BIG HERO 6」なので、アイアンマンとかスパイダーマンが好きなら騙されたと思って一度は観てほしいです。