異色のヒーロー映画「デットプール」の続編。
これぞアメコミ映画!と言わんばかりの下ネタにギャグセン、デットプールの予告映像を見た時には何、このしょうもない映画!?
と思っていましたが、いざ見てみると超がつくほど面白い!
あらすじ&ネタバレ感想レビュー
はじまり方も独特。
「言っておくが、この映画はファミリー映画だ」と、またしても最初から冗談をかまし…「ローガンが俺ちゃんの映画を真似てR15指定で映画を作った挙句、主人公を殺してハードルをあげやがった」とウルヴァリンのフィギュアから映像が始まります。
「だったら俺ちゃんも死んでやる!!」と意味不明な行動に。
ガソリンが入ったドラム缶の上で寝そべりながら煙草をふかすデットプール。そのドラム缶の穴に煙草をほうり投げ大爆発。
案の定、バラバラになったデットプールが飛び散りながら、この6か月間のことを回想する。
不死身のミュータントに改造され、醜い顔になってしまったデットプール(ウェイド・ウィルソン)。それでも受け入れてくれた恋人のバネッサと幸せな生活を送っていた。
ある日、仕事を終えて帰ってくるとバネッサから「子供を作ろう」と言われ幸せの真っ只中!
しかし、デットプールに恨みを持つ犯罪組織がバネッサ宅を襲撃。
いつものように全員撃退するが、一人だけ一撃でしとめ損ねた事でバネッサの胸に銃が当たり彼女は死んでしまった。
デットプールは悲しみに明け暮れ、知り合いの盲目の老婆アルの家で過ごす。
愚痴を言ったり、友達のヴィーゼルが経営している酒場で飲んだくれておもらしをしたり・・・最終的にヤケクソになってデットプールは、自爆して死のうとします。
これがドラム缶でバラバラになる理由です。
あの世でバネッサと対面。
しかし二人の間には壁がありバネッサの方に歩み寄ることはできない。
「あなたがこっちに来るのはまだ早い。苦しんでいる人を助けてあげて」
と言われ、この世に戻ります。
結局不死身の能力のせいで、バラバラになっても死ぬことができないデットプール。
そこに友人でX‐MENメンバーのコロッサスが様子を見にやってきてバラバラのデットプールを回収していく。
X-MENの本拠地に連れていかれ「自暴自棄いならずお前はX-MENに入れ」と言われます。
仕方なくX-MENとしてチームに加入するも悪態をついたりふざけながら日々活動。
ゼッケンをつけていたのですが似合わな過ぎてとっても可愛らしく見えました。
ある日、子供のミュータントが暴れていると通報がはいり出動!
現場にはラッセルという炎を操る能力のミュータントが警官相手に炎を放とうとしている。
ラッセルは若者のミュータントを育てる学園に在学しているが教員と理事長から虐待を受けていた事で恨みを持ち能力をコントロールできなくなる。
デットプールは自身と似たラッセルの境遇に同情して教師を射殺。
ミュータント収容所「アイスボックス」
しかし、X-MENの殺人禁止の掟を破ったことでコロッサスは激怒しデットプールをとりおさえてラッセルと一緒にミュータントの収容する「アイスボックス」に連行する。
アイスボックスにいる囚人たちは、ミュータント能力を発揮できなくなる首輪をはめられておりデットプールも不死身の能力がなくなってしまった。
さらに元々あった末期ガンの症状も発達し日に日に弱わっていく。
ほかの囚人からも目をつけられ嫌がらせを受けながら生活をする中でこのまま死んでもいいと思うように。
その一方でラッセルは虐待された理事長への復讐をいまだに諦めておらず、地下にいる化け物と言われていた「ジャガーノート」に協力を求めます。
そんな中、アイスボックスの厳重な警備を破り入ってきた”銃を持つ男”彼はケーブルといい、警備員や囚人を倒し「ラッセルというガキはいるか。」と叫び探しまわる。
ケーブルはラッセルを見つけるとすかさず攻撃開始。デットプールは助けようとケーブルにとびかかるも力がないのであっさりやられてしまう。だが、それと同時に首輪が外れ不死身の能力が復活。
デットプールは再びケーブルに挑むが戦闘能力も強く苦戦。
しかし、ケーブルを道連れにアイスボックスの壁を壊して外に脱出!
外は極寒の雪山になっていてそこでもデットプールは死にかけ、バネッサに「ラッセルを守ってあげて」と言われます。
Xフォース結成
デットプールは友人ヴィーゼルのところに行き、ラッセルを守るために収容所から奪還する計画を立て始めます。
ミュータント囚人たちを移送させる計画があることを知り作戦を立て、他にも仲間が必要だと感じ、デットプールは求人募集をします。
電気を操るべドラム、口から酸性の液体を吐くイケメンツァイトガイスト、透明人間で姿が見えないバニッシャー、二刀流の剣士シャッタースター、幸運の持ち主ドミノただの中年おじさんピーター。
といった仲間たちを連れて新しいXフォースを結成!
そして、いざ出陣!
飛行機からパラシュートで飛び降り護送車に侵入。救出に向かいます。
その間、ヴィーゼルがケーブルに捕まり計画を話してしまいます。
飛行機から飛び降りたXフォースでしたが強風で飛ばされべドラムはバスのフロントガラスに突っ込み、シャッタースターはプロペラに巻き込まれ、バニッシャーは感電、ツァイガイストはごみ収集に巻き込まれツァイガイストを助けようとしたピーターも吐かれた酸性の液体で死亡。なんの求人募集かわからない状態に。
とんでもなく早いXフォースの終わりに途方に暮れるデットプール。
しかし幸運の持ち主のドミノが護送車に見事侵入成功!
運転席まで奪いデットプールと合流。しかしそこにケーブル乱入。
ドミノと協力しながらラッセルを救出。
しかしラッセルは「ジャガーノート」を檻から出してしまい護送車は横転。
ラッセルとジャガーノートは一緒に逃走。
デットプールは止めよとするも、身体を真っ二つに引き裂かれ上半身だけに。。
再生能力でまた足が生えてくるまでアルの家に隠れる
そこにヴィーゼルとドミノがやってきてラッセルについて話し合い。
上はシャツを着ていたが赤ちゃんのような下半身をちらつかせ足を組み替えたりしており
きっと彼らには下半身が見えているんだろうと連想させ、シュールな笑いに。。。
そんな中ケーブルも現れ「手を組まないか」と持ち掛けられます。
そして、自分が未来からきた理由として大人になったラッセルに家族を殺されてしまった事、
命を奪えば未来が変わるかもしれないという事を話しだした。
しかしデットプールはラッセルを殺すのではなく理事長を殺す前に止めればいいと提案。
ケーブルは危険だと判断したら殺す。と言いつつも協力してくれることに。
決戦!
そして、3人はミュータント学校に向かう。
そこにはラッセルとジャガーノートが既におり襲撃寸前。
二人を止めようとするもジャガーノートが強すぎてラッセルの所に向かえず。。
そんな時、X-MENのコロッサスやユキオなどが応援に。
ジャガーノートをひきつけている間に、デットプールとケーブルはラッセルの元に向かい、ドミノはミュータントの子供たちを救出。
ジャガーノートは暴れまくるがX-MENのチームプレーで気絶させる事に成功。
ラッセルは理事長に近づき炎を放とうとするが、そこにデットプールとケーブルが到着。
デットプールがあえてアイスボックスにいた時の首輪をはめて話合おうと説得します。
しかし何を言っても興奮は収まらず見かねたケーブルが銃を放ちます。
するとデットプールは、ラッセルの目の前に飛び込み身代わりに射殺。
ラッセルに身をもって死を体感させる事で反省させる事に成功。
ケーブルの家族が死ぬ未来も書き換えられました。
そしてついにデットプールも死ぬのかと思いきや、それを見たケーブルはタイムスリップ機能を使い弾丸を受ける部分に細工します。
これによってデットプールは助かります。
結局、ケーブルは未来に戻れなくなってしまうがこの時代で戦うと誓いケーブルとコロッサスとデットプールでハグ。
このシーンは少し感動しました!
そして皆が帰ろうとすると理事長が暴言を吐きながら追いかけてくるもタクシー運転手のドーピンダーが突っ込み即死。
何事もなかったかのように終わります。
デットプールが言っていファミリー映画とはこれら全員揃えば家族だ!と言うことでした。
その後、タイムスリップの機械を直し何度でも使用できるように改良できた様で、デットプールはバネッサを殺した兵士を殺し、ウルヴァリン:0に出ていたしゃべらないデットプールを殺し最後にDCコミックスのクリーン・ランタンという作品の出演が決まって喜んでいるライアン・レイノルズを射殺。
ライアン・レイノルズとは現デットプールの俳優さんです。
なかなかアメリカンな攻撃的な終わり方でやっぱりマーベルすげぇ。
という感じ・・・
感想
ワイルドスピードのようにファミリー感は強くないけれども今回の作品は仲間を作ることができたデットプールに感動しました。
途中仲間が死にすぎて焦りましたがデットプールの心の成長!そして今後はさらにX-MENで活躍してくれそう。
デットプールは正直映像を見ないと言葉だけでは面白さは伝えられません。
どんなシリアスな場面も「え?笑」こんなイメージで見られる作品なので是非見て下さい。
正直、前半のセリーヌディオンの歌で踊るデットプールはあってもなくても良かった気はします。飛ばす飛ばさないはあなた次第!