アイアンマンと聞いて「鉄の男」と言う意味ですが、その通りガンダムのような鉄の板で体中を覆った男が正義のために戦うヒーローものです。
子供には少し難しい内容ですが、中学生や高校生に夢を与える映画です。
登場キャラクター
主人公:トニー・スターク=アイアンマン【俳優:ロバート・ダウニー・Jr】
スタークインダストリーの社長です。スタークインダストリーは大量破壊兵器を作ってアフガニスタンで戦争中のアメリカ人兵に使用させていました。
ところがある事件を機に鉄のモビルスーツを作ります。
ジェームズ・“ローディ”・ローズ【俳優:テレンス・ハワード】
トニーの相棒。空軍士官学校を卒業した、アメリカ空軍武器開発部の中佐です。
オバディア・ステイン=アイアンモンガー【俳優:ジェフ・ブリッジス】
トニーの古くからの友人だが、ひょんなところからトニーの計画を阻止する。
ペッパー・ポッツ【女優:ダウィネス・パウトロー】
トニーの秘書です。本業だけでなくトニーの身の回りの世話まで難なくこなすしっかり者ですが、自身の誕生日プレゼントをトニーのカードで購入したり、慈善イベントに彼からプレゼントされたドレスで着飾って参加するなど、トニーを異性として意識している素振りを見せる女性でもあります。
しかし本作の時点では、周囲の目が気になって“社長と秘書”の関係から発展できずじまいであります。また、物騒な状況に直面すると錯乱してしまう一面もあります。
あらすじ
トニーが働くスタークインダストリーは大量破壊兵器を製造して儲けていました。
ところがアフガニスタンにトニーが来ていた時、テロリストに誘拐されてしまいます。
そこで大量破壊兵器を逆に作れと命じられます。困ったトニーは鉄のモビルスーツを作り敵の基地から脱出します。
モビルスーツは機能が良くピストルや銃をはねのけミサイルを撃ったり空を飛べたりします…
感想
この物語はアメリカが大量破壊兵器を作っていることへの誤りを表現しています。
トニーはアフガニスタンから戻り、大量破壊兵器を作っていたことが間違っていたと発表します。そこでもう一度鉄のモビルスーツを作ります。
ところがそれをよくなく思っているオバディアがトニーを暗殺しようと動き出します。
そこもアメリカの社会性を表しているのではと思いました。
アメリカは銃社会です。銃を売るために手段を選ばずなところもあるかと思います。
この物語で大量破壊兵器がアフガニスタンの方へ渡ってしまったことも、アメリカのような分別のある国ではなくアフガニスタンに渡るということの恐ろしさを感じることができました。と同時に大量破壊兵器を作ってしまうと敵にもわたる恐れがあることも表しています。
その代わりに鉄のモビルスーツを作るというところがとてもユーモアに富んだ考えのように思いました。そしてそのスーツで悪を撃退するという正義感あふれる映画となっていました。
感動したところ
先程も言ったトニーが「もう兵器は作らない」と言ったところです。
周りの人たちに反対されてしまうのですが、意志は固く代わりに人を守るモビルスーツを作ることが平和につながるのではと思い感動しました。
ドキドキしたところ
アクションシーンが多くドキドキしたところはたくさんあります。
まずはアフガニスタンから逃げてくるときモビルスーツで敵を撃退するところで銃弾を受けるのですが、なんとか反撃しモビルスーツはつぶれてしまいますが逃げることができたところです。
次にポッツとダンスをするシーン、ポッツはトニーが上司であるが、恋に落ちてしまいます。
そしてお互いキスをしようとして止めるところがとても残念でドキドキしたところでした。
実はアクションはハラハラドキドキするのであまり好きではないのですが、最後、アイアンマンとアイアンモンガーが戦うシーンもドキドキしました。
俳優、女優について
トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)
https://www.instagram.com/p/BiuvVZFn4qv/
ニューヨーク州ニューヨーク出身。
父親はアイルランド及びユダヤ系の映画監督ロバート・ダウニー・S.、母親はドイツ及びスコットランド系の女優エルシー・フォード。
5歳から父親の作品に子役として出演。10歳の時に、移住していたイングランドでクラシック・バレエを習います。その後グリニッジ・ヴィレッジに移り住むが両親が離婚。13歳で父親とカリフォルニアに移住した。幼少時に好きだった俳優はピーター・オトゥールでありました。
父親に与えられたマリファナを8歳当時で既に常用していたなど、子供の頃からドラッグの問題を抱えていました。薬物問題で6回逮捕されており、拘置所から撮影所に通ったなどの逸話を持ちます。
ペッパー・ポッツ【女優:ダウィネス・パウトロー】
カリフォルニア州ロサンゼルス出身。
父はプロデューサーのブルース・パルトロー、母は女優のブライス・ダナー、弟は映画監督のジェイク・パルトロー。女優のキャサリン・メーニッヒはいとこにあたります。
父親はアシュケナジム系ベラルーシ系ユダヤ人の家系、母親はペンシルベニア・ダッチ(ドイツ系アメリカ人)の家系のクエーカー教徒であります 。
11歳の時にニューヨークへ移住。スペインに住んでいた時期もあり、スペイン語に堪能。父親の反対を押し切り、美術史を学ぶために進学したカリフォルニア大学サンタバーバラ校を中退、女優業に進みます。
2003年12月、交際していたイギリスのロックバンド、コールドプレイのボーカル、クリス・マーティンの子供を妊娠したのを契機に結婚。2004年5月に長女を、2006年4月に長男を出産。結婚・出産後はロンドンに住んでいたが、2014年3月に離婚を発表した。
最後に
この映画はアメリカンコミックから映画化されました。スパイダーマンにも見られる、恋愛も表現しています。
今回は美人に目が無いトニーですが秘かに秘書に恋をしているように思えるシーンがいくつかあります。
ポッツを誰よりも信頼しているシーンや、ポッツだから頼めることをポッツに頼みます。
でも二人が結ばれるシーンがありませんでした。これは次があるということですね。恋愛をじらすことで、また次も見たいと思いました。