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映画『ちはやふる-上の句-』あらすじ・感想|【ネタバレあり】百人一首と青春ストーリー!

ちはやふる-上の句-

ちはやふる-上の句-

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総合評価
(3.0)

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かるたと言われて思い浮かべる光景はなんでしょうか?

かるたと言えば、お正月にワイワイ楽しむかるたが一般的なイメージではないでしょうか。

しかし一般的なかるたと違い、スピードと集中力を駆使しスポーツと言っても過言ではない勝負が繰り広げられるかるたが存在します。

それが「競技かるた」です。

今回は、そんな競技かるたを舞台に情熱を捧げる少女が主人公の映画「ちはやふる上の句」を観てきました。

原作は末次由紀の「ちはやふる」という少女漫画が原作です。原作の漫画は今も連載中であり、アニメ化もされています。

原作はだいぶ前に読んでいましたが、映画は原作に負けず劣らず素晴らしいものでした。主人公は千早なのですが、幼馴染である太一がメインなのではないかと錯覚してしまうくらい太一が主人公な映画に感じました。

映画『ちはやふる-上の句-』あらすじ・ネタバレ

注意
ネタバレを含みますのでご理解ください。

ちはやふる-上の句-ちはや、たいち

高校1年の新学期から始まります。綾瀬千早(あやせ ちはや)は競技かるた部を作るため、同じ小学校出身で一緒にかるたをしていた真島太一(ましま たいち)を誘います。

しかし、かるたに対する情熱が2人では大きく異なり、太一はその誘いを一度は断りますが「かるた大会」で千早が優勝することを条件にかるた部に入部します。

 

部員が2人になったのは良いものの、部の設立には残り3人の入部が必要になります。1人はすぐ見つかり、昔小学校時代の競技かるたをしていた西田優征(にしだゆうせい)が自ら入部してきます。

残り2人もガリ勉の駒野勉(こまの つとむ)、呉服屋の娘・大江奏(おおえかなで)と入部してくれることとなり、千早はついに競技かるた部を設立することができました。

ちはやふる-上の句-綿谷新

その日、千早はかるた部を作ったことを千早に競技かるたを教えてくれた人物、綿谷新(わたや あらた)に伝えます。新は新で福井の家で祖父・綿谷始(わたやはじめ)の介護をしながら、かるたを練習する日々を送っていました。

いよいよ始まったかるた部ですが、机くんこと駒野と他の部員とでは温度差がありました。千早の声掛けに心が揺さぶられる駒野ですが、チームが一つになるにはまだ今ひとつという状態です。

 

そんな中、ゴールデンウィーク中に千早達かるた部は千早の所属するかるた会である白波会の強化合宿に参加させてもらうことになります。日々、練習する中で次第に一人一人がかるたに真剣に向き合い、チームという形が見えてきます。

そしてついに、競技かるた東京都予選の大会が開催されるのでした。

映画『ちはやふる-上の句-』のキャスト

綾瀬千早…広瀬すず
本作の主人公。小学校時代に新から百人一首の魅力を教えてもらい、高校生の今もかるたに情熱を捧げる。

綿谷新…新田真剣佑
競技かるたの永世名人である祖父・綿谷始を持つ。千早に競技かるたの魅力を教えた人物。

真島太一…野村周平
かるたは好きではないが、千早に誘われかるたを再びやる。小学校から千早のことが好き。

西田優征…矢本悠馬
あだ名は肉まんくん。小学校時代は競技かるたで全国2位の才能の持ち主。瑞沢高校かるた部の部員。

大江奏…上白石萌音
呉服屋の娘。和を愛する女子。瑞沢高校かるた部の部員。

駒野勉…森永悠希
あだ名は机くん。全国模試1位であり、かるた部にははじめ幽霊部員として入る。

原田 秀雄(はらだ ひでお)…國村隼
白波会の会長。

須藤暁人(すどう あきひと)…清水尋也
北央学園かるた部の主将。

木梨 浩(きなし ひろ)…坂口涼太郎
北央学園かるた部の部員。

映画『ちはやふる-上の句-』の感想

キャストについて

キャストについては、一人一人の特徴を捉えたようにぴったりな配役であったと私は思いました。

主役を演じていた広瀬すずさんはじめ、細部の人間も一目観て「あ、この人がこの人物か」と分かるくらい特徴的だったと思います。

ストーリーについて

ストーリーについては、小学校から始まる原作と違い、映画は高校生編から始まります。

小学校の回想シーンが盛り込まれながら、都予選までの物語を上の句では映画にしていますが原作と少し違う箇所はあるものの基本的には同じであり、登場人物の心理描写がしっかりされていて素晴らしかったです。

 

また、原作にも言えることですが千早が「かるた一筋過ぎる」せいか、太一が主役でヒロインではないかと思うくらい太一の場面や気持ちが印象的な映画でした。

また、タイトルがおしゃれに始まり、和モダンなデザインで素敵な作品でした。

印象的なシーン

印象的なシーンは原田先生と太一の神社で行われる会話です。

ちはやふる-上の句-原田先生

弱音を吐く太一に、原田先生が

「神様、運だの語って良いのはやれることをやった人間だけの特権じゃないのかな。青春全部かけたって勝てない。かけてから言いなさい。」

と言います。

 

今でも名人を目指している原田先生だからこそ言える一言であり格好良いセリフでした。この言葉があったからこそ、優勝を決める運命戦で自分自身の道を切り開こうと頑張れたのではないかと感じました。

ちはやふる-上の句-太一

太一の運命戦では、かっこつけて素振りをしなかった太一が自分自身で取りに行く意思を見せ素振りをしだす気迫が、千早に焦がれる思いが溢れ出ていて私はすごく好きでした。太一の気持ちが痛いくらい伝わり千早と幸せになってほしいと感じました。

ちはやふる-上の句-綿谷新

また真剣佑さん演じる新もとっても魅力的でした。

漫画から出てきたと思えるくらいの新でした。正直、ちはやふるの漫画で私が1番好きなキャラクターが新だったので観るのが怖かったのですが、期待以上に格好良く天然な感じがすごくそっくりでした。太一より新の方がモテるんじゃないかと思えるくらい格好良かったです。

 

ちはやふる 上の句」は、期待以上に熱く「競技かるた」に取り組む少年少女を描いた青春映画でした。

 

映画のラストに「ちはやふる 下の句」の予告がチラリと出るのですが、すっごく次が見たくなる展開。松岡茉優さん演じる千早のライバルとなる若宮 詩暢(わかみや しのぶ)の姿も見えて、ますます期待が膨らみました。

まとめ

映画「ちはやふる 上の句」は、競技かるたに熱く、人間関係に熱い青春ストーリー

アクションやハラハラする映画が好きな人にはあまりおすすめしません。

青春や友情に熱い映画が好きな人にはおすすめです。

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