2019年1月9日から放送されているアニメ「revisions リヴィジョンズ」。
地上波放送では毎週水曜24時55分からの放送ですが、Netflixでは1月10日に1期分全てが視聴できるようになっています。
監督が「コードギアス 反逆のルルーシュ」や「無限のリヴァイアス」の谷口悟朗(たにぐち ごろう)さんという事で、2019年冬アニメトップクラスの注目度です。
脚本を「サイコパス」の深見真さん、CGを「永遠の0」の白組が担当で、「これは強い・・・!」といった感じですよね。
キャストも豪華声優陣が名を連ねていて、期待するしかない!
Netflixでは全話視聴できますが、地上波放送に合わせて2話までのあらすじと、キャストについて、主題歌についても紹介していきます。
第1話「渋谷時空災害」
公開前のあらすじでも、
- 渋谷だけが300年先に転送されてしまう
- 「リヴィジョンズ」と呼ばれる未来人と、未来人が操る大きな機械の化け物が出現する
- 主人公・堂嶋大介は、過去に誘拐された事がある
- 誘拐されたときに助けてくれたのは「ミロ」という女性。
- 「ミロ」は大介達に「ストリング・パペット」という人形兵器を提供する
という事は書かれていました。
1話はしょっぱなから主人公・大介のイタさが全開でした。
登校シーンでは幼馴染の一人・ルウが自転車とぶつかりかけます。
普通といえば普通なのですが、大介が追いかけて自転車の人を蹴り飛ばします。
更に殴ろうとする大介をルウが止めて「あんたのそういう所、迷惑!」と言いますが、当の大介は幼い時に誘拐されたときの事を思い出し「あの時彼女は言ったんだ。皆を守れるのは俺だって。これは俺だけの使命で運命なんだ。」としたり顔。
正直気持ち悪いです・・・。
その後の保健の先生とのシーンでも、進路調査票を白紙で出した理由として「先の事なんて考えられない」と。
でも「何か起きた時、みんなを守ろうとちゃんと考えてますよ。それが俺の使命で運命だから。」と・・・相当イタイ主人公です。
普通に考えて、普通の世界じゃ生きていけません。
マリマリ、ガイ、慶作、ルウが大介の幼馴染で、7年前に誘拐された時にも一緒にいたメンバーなのですが、次々と登場しては「いつまでそんな事を言ってるんだ」など忠告してきます。
その度に「あの時、ミロは言ったんだ。必ず何か大変な事が起こる。そして俺がみんなを助けるんだ。」と聞く耳持たず。
そして「明日、渋谷にいることはとても危険だ」というメールが届き、「ついにきた」と嬉しそうにニヤけるのです。
正直、狂気を感じました…
メールの事で幼馴染みと口論中、ふわっと足元が浮いたと思うと荒野の中に渋谷が転送されていて、ニヤっとしながら「これの事だったんだ!」と明らかに喜ぶ大介。
しかし、大きな機械の化け物が出現すると全く動けないのです。
他の生徒を守ろうと一番に動いたのは、一番臆病そうなマリマリでした。
1話からそうとう主人公の株を落としに行ってますw
そこに颯爽と登場し、マリマリを助けたのは7年前と変わらぬ姿の「ミロ」でした。
もちろん大介は覚えていますがミロは覚えておらず、データとして知っているという様子。
ミロに戦う術を乞い、ストリング・パペットを与えられる所で1話は終わりました。
- 大介と周りの関係が今後どうなっていくのか
- ミロが大介達を助けた事を覚えていないのはなぜか
- どうやって渋谷は転送されたのか
と謎が多く、さすが1話といった感じでした。
第2話「勇者願望」
戦闘シーンから始まるわけですが、結構すんなり乗りこなしているのがすごいです。
なんか色々段階を飛ばしている感がすごい。
結果的に機械の化け物は大介が倒すのですが、その間にも大介の人の話を聞かない性格がミロを悩ませるというか、呆れさせるシーンがあったりw
戦闘後には「やっぱり俺が勇者なんだ」といった感じで嬉しそうに話していたりと、周囲から見るとかなり浮いた感じ。
ミロが無線で話していた内容と、その前後の会話から
- 機械の化け物は「シビリアン」と呼ばれている
- ミロはメールを出していない
- ミロは過去に大介達に会った事はない
という事がわかりました。
ミロに「初対面だ。」と言われた大介が「俺の未来はミロが決めたんだ。」と詰め寄るのですが、それもまた周囲からすると溜め息もの。
今後、この大介の性格がどうにかなる時が来るのでしょうか・・・。
また、渋谷区役所での動きであったり警察の動きも出てきましたが、「年寄りを優先しろ」と喚く人がいたりして、生々しく描写されていました。
機械の化け物を倒した後、大介は幼馴染みと共に一旦警察に逮捕されるのですが、そこでも「俺はお前たちを守る勇者だ。ヒーローだ!英雄だ!」と暴れる始末。
どこまでイタさを描写するのでしょう!
そして、区役所と警察が中心となり行っている会議のシーン。
ミロからの説明で
- ここは2388年の日本
- ミロは「アーブ」という組織に属している
- 機械の化け物は「リヴィジョンズ」という組織に属している
- 「アーブ」と「リヴィジョンズ」は敵対している
という事が判明。
ここも現実の会議を思わせるような「ヤジ」で、とてもリアルな描写でした。
会議では半強制的に「渋谷臨時政府」を立ち上げ、渋谷を元の時代に戻す作戦を遂行している「アーブ」と協力。
戦力確保の為に大介を始めとした幼馴染み5人が指名され、警察の下で動く事とされると、やはり大介はしたり顔、といった所で2話が終了。
区長さんは雰囲気からして独裁っぽいし、大介はどこまでも様子がオカシイし、この先どうなるのか不安しかない感じです。
区長も大介も状況をかき回す能力だけは長けてるって感じがすごいw
これから「アーブ」や「リヴィジョンズ」に関してもどんどん登場しそうなので謎は解けていくでしょうが、なんせ主人公が・・・。
わくわく感で先が気になるというより、不安感で気になるといった感じでした。
キャストについて
堂嶋大介(どうじま だいすけ):内山昂輝(うちやま こうき)
生年月日:1990年8月16日
血液型:A型
代表作
- 「キングダム ハーツ シリーズ」ロクサス
- 「遊☆戯☆王ZEXAL」天城カイト
- 「HUNTER×HUNTER」メルエム
- 「ハイキュー!!」月島蛍
- 「僕のヒーローアカデミア」死柄木弔
- 「Fate/Apocrypha」シロウ・コトミネ/天草四郎時貞
2005年に「キングダムハーツⅡ」のロクサスを担当し、注目を集めました。
特に2010年以降はかなり人気が高く、出演作ではほぼ主要キャラクターを担当しています。
しかし、声優としてデビューしたのは子役の時。
テレビドラマや映画に出演しながら、洋画やディズニーアニメの吹き替えをしていたそうです。
なので芸歴としては長いんですね!
受賞歴としては
- 2011年 第5回声優アワード新人男優賞
- 2015年 東京アニメアワード2015 アニメ オブ ザ イヤー声優賞
があります。
早稲田大学文化構想学部卒業という高学歴の持ち主で、卒論のテーマは「黒澤明」だったそうです。
張・剴・シュタイナー(ガイ):島﨑信長(しまざき のぶなが)
生年月日:1988年12月6日
血液型:A型
代表作
- 「あの夏で待ってる」霧島海人
- 「ダイヤのA」降谷暁
- 「Free!」七瀬遙
- 「ミカグラ学園組曲」二宮シグレ
- 「ブラッククローバー」ユノ
- 「覇穹 封神演義」普賢真人
- 「ソードアート・オンライン アリシゼーション」ユージオ
2009年にデビューし、2012年に「あの夏で待ってる」の霧島海人役を担当して以降徐々に人気をあげていき、2013年からの「Free!」七瀬遥役でその人気を安定させました。
「信長」という名前は「織田信長」が由来ではなく、ひいおばあさんが命名師に依頼してつけてもらったとの事。
見た目は線が細くてかっこよく、趣味は料理・お菓子作りと女子力も高いです。
高校時代は吹奏楽部に所属しテナーサックスを担当、バンドも組んでいてボーカルを務めていました。
張・露・シュタイナー(ルウ):高橋李依(たかはし りえ)
生年月日:1994年2月27日
代表作
- 「魔法つかいプリキュア!」朝日奈みらい / キュアミラクル
- 「Re:ゼロから始める異世界生活」エミリア
- 「Fate/Grand Order」マシュ・キリエライト
埼玉県立越谷南高等学校で放送部に所属していました。
2年生の時に「アニメ甲子園2010-2011」に出場し、ボイスアクト部門優秀賞を受賞し、2011年8月には「第5回81オーディション」へ応募して特別賞を受賞。
高校卒業を待って俳優養成所「81ACTOR’S STUDIO」に入所し、研究生となります。
声優として活躍しだしたのは2015年からで、得に2018年には担当するキャラがほぼ主要キャラと大活躍。
また、2016年に努めた「魔法つかいプリキュア!」ではプリキュア主演声優として初めて主題歌を担当しました。
小学生の頃は歌手を夢見ていて、「イヤホンズ」や「L.I.N.K.s(リンクス)」として歌手活動も行う実力派ですから、主題歌抜擢も頷けますね。
見た目もとても可愛らしく、これからもっと色んなシーンで活躍していきそうです。
手真輪愛鈴(てまり まりん):石見舞菜香(いしみ まなか)
生年月日:1998年4月30日
血液型:O型
代表作
- 「クジラの子らは砂上に歌う」リコス
- 「かくりよの宿飯」チビ
- 「多田くんは恋をしない」テレサ・ワーグナー
- 「さよならの朝に約束の花をかざろう」マキア
中学生の時に茅野愛衣さんの演技に心を打たれて、声優を志した石見さん。
滑舌が悪く、プロになるには他の人よりも早く声優の勉強を始めなければならないと思い、大胆な行動に出ます。
早く養成所に通いたかった為、父親を説得するのに「声優養成所に通う事を許してくれなければ、高校には行かない」と宣言した事。
見事思いは通じてプロ・フィット声優養成所に入所します。
とても強い思いで、それを貫いていてすごいですよね。
2017年から出演本数が増え、2018年には声優を志すきっかけになった「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の脚本を担当した岡田麿里さん初の監督作品「さよならの朝に約束の花をかざろう」の主役を担当しました。
2019年は「revisions」の他にも「フルーツバスケット」で本田透役を演じていて、これからがとても楽しみな声優です。
浅野慶作(あさの けいさく):斉藤壮馬(さいとう そうま)
生年月日:1991年4月22日
血液型:B型
代表作
- 「ハイキュー!!」山口忠
- 「魔法科高校の劣等生」五十里啓
- 「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」ヤマギ・ギルマトン
- 「刀剣乱舞」シリーズ 鶴丸国永
- 「アイドリッシュセブン」九条天
- 「SSSS.GRIDMAN」内海将
高校に入学したものの馴染めず、不登校になっていた時期があったそう。
その時期にアニメや映画を見て過ごしていて、画面の向こう側へ憧れるようになりました。
高校2年生の時に「第2回81オーディション」に応募し優秀賞を受賞、翌年には「第33回全国高等学校総合文化祭朗読部門」で審査員特別賞を受賞します。
高校卒業後は早稲田大学文学部に進み、声優養成所に通い、仕事をしてと忙しい日々を送っていました。
しかし「全てをバランスよく続けられない」と、一旦学業に専念して、大学3年生で養成所に復帰、4年生になって学業が落ち着いた頃に本格的に声優の仕事を始めるようになります。
原作コミックも大人気のアニメ「ハイキュー!」の山口役で注目を浴び、2019年は既に「revisions」を含めた6作品で主要キャラクターを務める程の人気です。
ミロ:小松未可子(こまつ みかこ)
生年月日:1988年11月11日
血液型:B型
代表作
- 「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」戸塚彩加
- 「アオハライド」村尾修子
- 「青春×機関銃」立花蛍
- 「亜人」下村泉
- 「Re:CREATORS」セレジア・ユピティリア
2003年にアイドルグループの一人としてデビューした小松さん。
初めて声優の仕事をしたのは2010年「HEROMAN」ジョセフ・カーター・ジョーンズ役でした。
その後どんどん声優として活躍し、数々の作品でメインキャラクターを演じています。
地声が低い事がコンプレックスだったそうですが、「HEROMAN」の監督から「ハンサムな女子」と評価され、コンプレックスを払拭したようです。
その他のキャストはこちらです。
チハル・イスルギ:日笠陽子(ひかさ ようこ)
ムキュー・イスルギ:田村ゆかり(たむら ゆかり)
堂嶋幹夫:櫻井孝宏(さくらい たかひろ)
矢沢悠美子:遠藤綾(えんどう あや)
黒岩亮平:てらそままさき
牟田誠一郎:飛田展男(とびた のぶお)
泉海香苗:寺崎裕香(てらさき ゆか)
ニコラス・サトウ:大塚芳忠(おおつか ほうちゅう)
すごく豪華なキャストですよね!
OPとED
OPテーマ「ワガママで誤魔化さないで」THE ORAL CIGARETTES
THE ORAL CIGARETTES(ジ・オーラル・シガレッツ)は奈良県で2010年に結成されたロックバンドです。
メンバーは
山中 拓也(やまなか たくや)
生年月日:1991年3月2日
パート:ボーカル・ギター・タンバリン
あきらかにあきら
生年月日:1991年3月28日
パート:ベース・コーラス
鈴木 重伸(すずき しげのぶ)
生年月日:1990年10月11日
パート:ギター
中西 雅哉(なかにし まさや)
生年月日:1983年7月10日
パート:ドラム
ドラムの中西さんだけが三重県出身で、元々はサポートメンバーでしたが、2013年に正式加入しました。
2017年には日本武道館公演を実現し、2018年には大阪城ホールでもライブを行いました。
しかも、チケットは両日即完売の人気ぶり。
現在全国ワンマンツアー「Kisses and Kills Tour 2018-2019」を開催中で、そのチケットも全て完売しています。
しかし全国ワンマンツアー終了後もライブの予定が!
5月に大阪と東京である「METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2019」にも出演が決定しています。
EDテーマ「カーテンコール」WEAVER
WEAVER(ウィーバー)は兵庫県出身の3ピースピアノ・ロックバンドです。
メンバーは
杉本 雄治(すぎもと ゆうじ)
生年月日:1988年12月3日
パート:ボーカル・ピアノ・作曲
奥野 翔太(おくの しょうた)
生年月日:1988年8月18日
パート:ベース・コーラス・作曲
河邉 徹(かわべ とおる)
生年月日:1988年6月28日
パート:ドラム・コーラス・作詞
現在「流星コーリングプロジェクト」を行っていて、3月にはベストアルバムと、ニューアルバム&小説「流星コーリング」の同時リリースが決定しています。
小説はドラムの河邉さんが執筆しています。
その小説にWEAVERとして楽曲を作っていくのが「流星コーリングプロジェクト」との事。
当然 「14th TOUR 2019 I’m Calling You〜流星前夜〜」としてライブも開催されます!
ライブ情報をチェックしていると、先行販売の時点で大阪公演はすでに完売との事。
さすがですね・・・!
ちなみにドラムの河邉さんは2018年に「夢工房ラムレス」ですでに小説家としてデビューしていますし、WEAVERとしては2019年10月にデビュー10周年を迎えます。
まとめ
2話までは大介の”勇者”に狂った感じが全面に出ているのがとても強烈でした。
主人公がこういう感じというのは珍しいですね。
「渋谷臨時政府」を半強制的に立ち上げた行く末も気になりますが、大介のキャラが強烈で行く末が気になりすぎます。
他にも伏線や謎があるはずなのに・・・w